なぜ、コンテンツは王様なのか?
~販売者はジャーナリストであれ~

11月も今日まで。
明日からは12月。
今年も来月いっぱい。
再来月からは来年。

今後はコンテンツと広告の境目が曖昧になってくるかもしれません。いかにも広告っぽいものはどんどん無くなっていき、コンテンツ風、記事風の広告が増えてくると思います。

このような傾向は既に多くのところで表れています。

先日も某出会い系サイトが、2チャンネル系のまとめサイト運営者に依頼して、ある広告を掲載していたことが話題となり、結果的にサイト運営側が広告掲載を取り下げ謝罪文を掲載するに至りました。一見するとそれが広告だとは分りにくく、実際アフィリエイト広告のことなどに詳しくなければ見抜けないと思います。

その広告は出会い系サイト利用の体験談を綴っているスレッドのようになっていて、その体験談に対して2チャンネルユーザーからの意見や質問もありました。「○○だけど質問ある?」という、2チャンネル発で今はQ&AサイトのOKWaveも1つのカテゴリーとして設けているタイプのコンテンツです。「出会い系で成功したけど質問ある?」・・・みたいな。(正確にはこんなタイトルではなかったと思いますが。)

で、実際に読んでみると本当にいちユーザーが体験談を語っているようにしか見えない。しかも、むちゃくちゃ出会い系を勧めているわけでもなく、自分はこうやったんだよ〜という話しをしているだけ。その「出会い系いいよね!」という声は、そのコンテンツを閲覧しているユーザーの意見やコメントとして挙ってる、という感じで、うまいな〜と思わずにはいられませんでした。

そして、最後にはサイトを紹介するリンクが貼られているという感じです。

このコンテンツを見ただけでは、広告かどうかはまず判別できないでしょう。だからこそ問題視され、掲載取り消し・謝罪ということになったのだと思います。

でも、このアイデアは使えるはずです

この事例は、いわゆる “やり過ぎ” になるのでしょうが、ですが実際広告はどんどん読まれなくなっていっていて、広告を読んでもらうにはそれが広告だと思われないようにする必要があるわけです。その結果、紹介したようなコンテンツ風の広告というのはどんどん増えてくると思います。

一見するとニュース記事のようでいて、最終的には商品の紹介をしている広告なんてものも、よく見かけるようになりました。そういったニュース記事風の広告を、いわゆる大手メディアも取り入れるようになってきているのです。広告だけ見せてもユーザーは時間を無駄にするだけ。なんにも価値を受け取れない・・・となってくるわけですし、コンテンツとして価値を提供する事にプラスして商品の紹介も行う、というスタンスは必要だと思います。

そのため、マーケターはジャーナリストのように、ジャーナリストはマーケターのように、主観と客観を取り入れた記事というのがユーザーに価値を与えるようになってくるのではないでしょうか?

「広告」と「広報」という言葉がありますが、この2つの境界があいまいになってくるという感じです。

広告と広報、今後のスタンダード

アメリカのForbes(フォーブス)というビジネス系のメディアをご存知ですか?ここでは、企業が発信するコンテンツを、記事として掲載する有料サービスを行っているとのこと。

そして、ユーザーに読まれるかどうかは、それが広告なのか広報なのかには関係なく、“おもしろいかどうか” が重要であるということです。『つまらない広告ほど、罪なものはない』みたいなニュアンスのことを、アメリカのトップコピーライターであるダンケネディも言っていましたが、要はそういうことなのでしょう。

企業の広告も、今後はどんどんコンテンツ化していくでしょう。広報なのか、広告なのかその境目はあいまいになり、「コンテンツ+広告」がセットになっていくと思います。そして、読まれるかどうかを左右するのは、そのコンテンツがおもしろいかつまらないかであって、セールス目的だろうが単なるお役立ち情報だろうが、はたまたニュース記事だろうが関係ないということです。

つまり、コンテンツをつくるスキルがジャーナリストにもマーケターにも求められるようになっていくんじゃないでしょうか。

 

追記

併せて読みたい参考記事。こちらの方のブログに書かれている記事が参考になると思います。

≫ ブランドジャーナリズム参考記事①
≫ ブランドジャーナリズム参考記事②