東京都知事選に出馬した家入一真氏に決定的に足りなかったものとは?

東京都知事選が行われましたね。さすがに日本の首都の首長選挙なだけあって全国的にも注目度は高かかったと思います。特に個人的に興味を引いたのは家入さんの出馬でした。ところで、なんで選挙に立候補することを「出“馬”」って言うんですかね? と、ふと気になりました。そんな時は Google 先生に問いかければ答えを探してくれるわけです。ネットって便利ですよね〜。

そんなネットを主に活用して選挙戦を戦っていたのが家入さんでした。ネット上では知名度も高いはずなんですが、一般的にはそれほど知られていないみたいですね。東京にいる同じ年の友人も、しかもウェブサービス関連の会社の社長なんですが、選挙に出るまで知らなかったそうです。ネット上で話題になっていると、ついつい世間一般でも話題なんだと勘違いしてしまいますね……。

もちろんテレビで話題になっていることを世間一般でも話題なんだと思うのも、ただの勘違いなんですが、こちらの場合は規模が大きいので、その思い込みもあながち間違いにはならないようです。

選挙マーケティングはどう変わったか?

街頭演説
て、話がナイル川のように蛇行しておりますが、家入さんに注目していたのは彼が起業家であり、そして若いからというのが大きな理由です。色々と新しいサービスを展開していて、ジャスダックに最年少で上場するなどの実績を持っています。ホントすごい方です。。。そして、注目していたのは、彼の政策面ではなくマーケティング面です。つまりどんな戦略で選挙を戦うのだろうか、と。

当然のように彼はネットを中心とした選挙活動を展開していました。選挙資金をクラウドファウンディングで集め、Twitter などをメインに有権者とやり取りを行い支援を広げていったようです。街頭演説は 2 回とのこと。結果は 5 位で得票率は 1.7% だそうです。

この結果をどう評価するかは専門家に任せるとして、そもそも彼の戦略は(戦略というか戦術レベルかも)どうだったのでしょうか?

街頭演説 2 回ということからも分かるように、今回はネット上での活動がメインだったようですが、ネットだけで名前を広めるのは難しいようですね。そこで、選挙選には O2O(オンライン to オフライン) 的な考え方を取り入れた方がいいんじゃないかと思いました。毎日新聞によると、「今後はもっと街頭に出る必要がある」と本人が語っているようですが、まさにネットだけで完結するのはよくないと思います。

人から信頼を得るために重要なこととは?

握手
事なことの 1 つは握手だと思います。実際に脳科学の研究によると、スキンシップによって脳がオキシトシンという物質を分泌するそうです。このオキシトシンが分泌されると、相手を信頼しやすくなります。その結果、相手の言うことを承諾しやすくなるということで、セールスの現場で重要な要素として知られています。握手の専門家もいるくらいです。

ネットという媒体がビジネスでも中心的役割を占めてくると、ネットだけで全てを完結させようとする発想に向かいがちですが、実際効率は上がっても効果は薄れるという可能性が大きいように思います。時には効率よりも効果を重視し、実際にリアルで対応することも必要でしょう。選挙にもうまくネットを取り入れながらも、地道に人と会うという戦術は続くだろうと思います。

当然ビジネスもそうです。ネットを活用しつつも、オフラインでのつながりもつくっていくことが大切なのではないかと思います。オンラインからオフライン、オフラインからオンラインの双方向の経路をつくっていきたいですね。