サイトは完成度6割でリリースせよ!
ニュースレターのバックナンバーサイトを作成しました。
≫ Igial Marketing Newsletterバックナンバー(つまりこのサイトです)
本日のニュースレターも、すでにこちらのサイトにアップ済みです。また、過去の記事もアップされていますので、ぜひ覗いてみてください。
さて、このバックナンバーサイトはWordPressで作っています。WordPress3.5をインストールしたら付いて来た新しいテーマ、『TwentyTwelve』を元に作っています。しかもまだほとんどカスタマイズしてません。ただ記事をアップしただけ。ソーシャルプラグインとの連携とニュースレター登録フォームの設置だけ、とりあえず行いました。つまり、全くもっての中途半端なサイトです。完成度で言うと、30%くらいでしょうか・・・。
ですが、公開しています。
これ、結構大事なポイントです。クライアントから依頼されたサイトも、完成度6割、7割程度で一旦リリースします。そして、実際に反応を見るのです。なぜ、このような中途半端な状態でリリースするのかと言うと、リクスを回避するためです。
結局のところ販売者側があれこれと頭をひねっても、全てを決めるのはお客さんです。お客さんの反応を知らずして改善はできませんし完成もありません。よいアイデアも出てこないでしょう。100%の形でリリースしたサイトが全然反応を得られなかったら・・・orz
当然それから改善していくわけですが、その前の100%に仕上げるために費やした時間は無駄になってしまいますよね。作り直しとなればさらにコストもかかります。しかし、そうなる前のテストマーケティングとして、ある程度の完成度でリリースした方が効果も効率も上がるのです。
では、そのある程度をつくるために、まず何を優先させてサイトを作成していけば良いのでしょうか?重要なポイントを3つの絞ってお話していきたいと思います。
1.オファーを決める
オファーとはお客さんに提案する取引条件のことを言います。サイトへ訪問してくれた見込み客に提案するものを用意しましょうということです。
極論を言ってしまえば、ぼくたちに最も必要なサイトは、このオファーを売るためのサイトです。それだけです。コンテンツを増やしたり広告を出すなどして導線を増やし、最終的にはオファーに反応してもらうことが目的です。
オファーについては昨日のニュースレターで触れていますので、今一度チェックしてみてください。
バックナンバーサイトの場合は、既にニュースレターを購読している方に見てもらうという目的と、新しい読者さんを集めるという目的があります。つまり、ニュースレターへの登録がオファーです。今のところただ登録フォームを設置しただけで、何か特別なオファーを提供しているわけではありません。
それでもGoogleさんに早めにインデックスしてもらうためには、さっさとリリースした方がいいので公開しました。
2.導線の確保
サイトはただ作っただけでは意味がありません。世界には億単位のウェブサイトがあるわけで、その中からあなたのサイトをお客さんに見つけてもらうためには、ちゃんとアピールしないといけませんよね。
今回はコンテンツサイトなので、ソーシャルメディアやSEOからの訪問がメインになると思います。なので、内部SEO対策やソーシャルプラグインの設定などは早めにしておいた方がいいという判断です。具体的にはOGPの設定。Zenbackと忍者おまとめボタンの導入。All in ONE SEO Packでの徹底した内部SEO対策。そしてGoogleのウェブマスターツールへの登録の4点です。
本当はFacebookページやTwitterのタイムラインの表示なども早めにやった方がいいのですが、僕の場合はどちらもまだ用意していないので・・・後々やろうと思います。(これ、参考にしなくていいです。)
一方で、PPCなどの広告でアクセスを集めることをメインに考えているのであれば、ランディングページのような1つの事を訴求してオファーに反応してもらうためのページを用意した方がいいでしょう。その他のページの完成度はそこそこに、広告出稿で一番最初に見られるページに全力をそそぐべきです。かつ、他のページを見なくてもオファーに反応してもらえるくらい、高い成約率を誇るページを用意できるのが理想です。
3.必須のコンテンツ
3つめはウェブサイトに掲載する必須コンテンツの用意ですね。会社概要ページや個人情報保護方針。特定商取引法に基づく表記など。見込み客にオファーに反応してもらうというのは、何かしら個人情報を残してもらうことになりますし、内容によっては金銭的な取引も発生します。なので、法的に外してはならない項目はリリース前に必ず用意しましょう。
それ以外のコンテンツは、メインとなる部分以外は追い追いで構いません。リリース後ちょっとずつ完成させていきましょう。
ウェブサイトに完成はない
結局のところ、ウェブサイトは常に進化し続けていかなければならないと思います。お客さんの求めている事が変われば当然提供するものも変わってきます。オファーも何度も見直すべきでしょう。ウェブ業界全体が発展する事で、自社のサイトも改善する必要性が出てきます。
コンテンツは常に増やし続けていった方いいのは言うまでもありません。1度作ったまま放置してしまっては結果が出ない、とは言いませんが、その内ライバルに追い抜かれてしまうでしょう。
今後はウェブサイトも育てる・進化させる、つまりコンテンツを増やして行くという努力をしていかないと、インターネットで利益を上げていくのは厳しくなって行くんじゃないかな〜と思います。
いかがでしょうか?
追記
今回の方法論、もしこれからサイトを作成するのなら、ぜひ参考にしてみてください。また、今サイトを作っている途中でも、ある程度出来ているならガンガン広告・宣伝しちゃいましょう。
追追記
WordPressに新しく追加されたテーマ、Twenty Twelveですが、なかなかいい感じのデザインです。シンプルで無駄がなく、大きくカスタマイズしなくても、そのまま使って十分高い反応が期待できそうな気がします。
追追追記
また、Twenty Eleven同様、Twenty Twelveはレスポンシブルデザインにも対応しています。今年2012年はこの言葉を頻繁に耳にしました。多分、今度もトレンドの1つになるでしょう。バックナンバーサイトはスマホ用にテーマを用意せず、レスポンシブルデザインをそのまま活用させて頂きました。
ですが、ユーザービリティ的に、スマホはスマホ向けのモノを用意した方が良いのか?それともアプリでリリースした方がいいのか?議論の余地はまだありそうです。
ちなみに、Google先生はレスポンシブル推奨派だそうですよ。