広告制作を依頼するときの注意点

ちょっと前になりますが、こんな質問が Yahoo!知恵袋に上がっていました。

広告やネット集客についてお聞ききします。

①広告集客について

広告を新聞折り込みで配布したいのですが費用対効果が優れた広告作成をしてもらえる会社を教えて下さい。持論ですが集客=露出数×デザインです。デザインも確かに重要ですがそれ以上に集客するために店舗の強みをうまく表現したり来客に結びつくような仕組みを上手に掲載してくれるような会社がいいです。

②ネット集客について

一般的にSEO対策も重要ですが私的には消費者が自店のサイトを観覧した際に長時間滞在してもらえるようなHPを作成することが最優先と考えています。更新も店舗で行えるようなHPがいいです。長時間滞在してもらえるためには①の質問同様、消費者がパッと見た瞬間、この店に行ってみたいと思えるような言葉的匠表現、そしてリピートしてもらえる仕組みを具体的に持っている作成会社を教えて下さい。

ヘアサロンの集客です。

あなたはこの質問を見て、どう思いましたか? この方の質問はどちらも「制作会社を教えてください」というものです。なので、望んだ回答をするには知らなければどうしようもないのですが、この質問に至る経緯の部分で気になる点がありました。

なぜか、広告媒体を中心に考えてしまう広告主(と広告代理店)

新聞折り込み広告の方は、冒頭で「広告を新聞折り込みで配布したい」と言っています。もしかしたら十分な調査、分析、検討の末、新聞広告を選んだのかもしれません。でも、もし明確な理由無く選んだのであれば要注意です。なぜなら、広告を成功させる要素の内の 1 つでしかないからです。

多くの広告主が、ブログに広告を掲載した方がいいのか? Facebook 広告を使った方がいいのか? PPC がいいのか? Yahoo!プロモーション広告がいいのか? チラシがいいのか雑誌広告がいいのか、などのような視点でまず考えてしまいます。また、なぜか広告代理店も、今この媒体が熱い、などのような媒体ありきの広告戦略を提案してくるのです。

でも、、、より重要なことは「誰に」と「何を」の 2 点です

ターゲット「誰に」「何を」「どうやって」届けるのか、という 3 つががっちりはまる事で広告は成功します。媒体をどうしたらいいか、というのは「どうやって」という部分に注目しているに過ぎません。しかも、「どうやって」を決めるのは、「誰に」と「何を」を決めた後です。

特に「誰に」が決まらなければ「どうやって」を決めることなど不可能です。この方はヘアサロンの集客ということですが、新聞の折り込み広告を見る層をターゲットにしているということでしょうか?

どんな媒体にも、その媒体を利用している人たちに一定の傾向が見られます。アメブロなら、新聞なら、Facebookなら、昼間のテレビなら、深夜のラジオなら、、、というフレーズを聞いただけでも、どんな人たちが利用しているのか、なんとなく想像できませんか?

もちろん、想像ではなく、ちゃんと調査データに基づいた判断が必要ですが、そこを確認せずに広告の掲載媒体を決めるなんてことはありえません。

分からなければ、とりあえず掲載してみる

テストは言え、データが不十分、やってみないと分からない、ということは十分あります。掲載媒体によって反応は大きく変わってきますし、予想と違う結果が出る可能性もあります。いずれにせよ、最初から媒体ありきでそこに広告費をつぎ込むのは危険すぎます。

まずは「誰に」届けたいメッセージなのかを明確にし、そのターゲットがいる媒体に絞って広告を出す。複数の媒体を使うのなら小予算からテストして、効果の出たところにさらに広告費をかけていくという方法をとる必要があります。

広告掲載媒体はこれからもどんどん新しいものが登場すると思います。特にネット。ネット上のメディアは、これからもどんどん増え続けるでしょう。でも、どの媒体を使うかで広告の成否が決まるわけではありません。そんな 1 つの要素に結果を左右されるほど単純ではないからです。

確かに最初の時期は何をやっても反応が取れるということはありますけどね・・・今は YouTube の動画広告とかが流行っているんですかね? でもいずれは中身がないと反応が無くなり、時間とお金を無駄にしてしまいます。まずは中身、そして小予算でテスト、うまくいったらさらに広告費を投下! このパターンで検証していってください。

 

追記

というわけで、広告制作会社を選ぶときは、納品して終わりではなく、ちゃんと効果測定を行って長期的に改善・フォローしてくれるところを選ぶといいですね。