お客をお腹いっぱいにしようとしていませんか?-リピート戦略を成功させるポイント-

大阪のあるイタリアンレストラン。とある集まりの懇親会でのこと。乾杯のためのシャンパンをグラスに注いで、注ぎ終わったらなぜか各々が適当に飲み始める。どうやらそんな感じらしいです(笑)最初はサラダやガーリックトースト、チーズなどの前菜が 3 〜 4 品出てきました。そして、揚げ物。その後はピザ。

イタリアンですからね。当然ピザです。4 人がけのテーブルに1枚置かれたので、単純に 4 等分です。一通り平らげたら、今度は別の種類のピザが出てきました。どうやらピザは 2 品あるようです。もちろん、それも 4 等分。2 枚目のピザは、お好みでハチミツをかけて食べるタイプのピザでした。チーズのしょっぱさとハチミツの甘みが混ざって、不思議な感じ。これはなかなかありでした。

ピザ1枚目のピザで結構お腹もふくれてきていたので、ピザをたいらげるペースもゆっくりになっていると、今度はラザニアが運ばれてきました。中々ボリュームのあるメニューだなと思っていたら、今度はさらに 2 品目のラザニアが運ばれてきて、びっくり。。。

「炭水化物多いな〜・・・」ぼくのテーブルは 20 代が多かったので、なんとかラザニアも減りつつありましたが、他のテーブルを見るとピザでストップしているところがほとんどでした。

そしたら、さらに畳み掛けるようにもう 1 品ラザニアが運ばれてきました。何かの間違いじゃないか? と思いつつも、確かに今まで運ばれてきた 2 種類とは別のタイプのラザニアです。どうやら 3 品目があるようで、、、。しかもウェイターはこんな一言を「あとパスタとデザートがあります。」

いや、もう入りませんということで、パスタはストップしてもらいました。ピザも 2 種類、ラザニアは 3 種類だったから、もしあのままストップしなければ、パスタも何種類来たことか・・・。デザートも中々ボリュームがあり、2 口くらいしか食べられませんでした・・・。

お客をお腹いっぱいにしてはいけない

満腹腹がいっぱいになってしまうと、どんなに美味しいものも食べたいとは思えなくなりますよね。どんなに好きなものでも、食欲がなくなってしまいますよね。ぼくはパスタも好きですし、デザートに出てきたチーズケーキも大好物です。でも全然お腹に入れられませんでした。そうなるとちょっとしたフラストレーションです。

もし、ピザが 1 品、ラザニアも 1 品ずつだったら、デザートまで間食して満足できたかもしれません。でも、量の多さに圧倒され、全てを満足に食べることができませんでした。

もしかしたら、あなたもお客さんをお腹いっぱいにしようとしているのではないでしょうか? これもあれもと、完璧な商品・サービスを提供しようとしているのではないでしょうか?

でも、あまりにも与え過ぎると、お客さんはお腹いっぱいになってしまいます。満腹感があるうちは、もうあなたの商品やサービスを必要とはしなくなってしまうでしょう。でもちょっとした飢餓感を残すと、あなたとの取引を続けてくれる可能性が高まります。

健康的にも腹八分目がいいって言うじゃないですか。腹八分目だと満腹感は無いかもしれませんが、満足感はあるはずです。この状態が理想的です。ビジネスの安定を決めるのは、新規顧客ではなく継続顧客です。リピートしてあなたの商品・サービスを利用してくれるお客さんが、あなたのビジネスを支えてくれます。そのためには、満腹ではなく、満足とほんのちょっとの飢餓感を与えましょう。