AKB峯岸さんのYouTube坊主謝罪騒動に結局注目せずにはいられなかった件

iPhoneを手に取るとたくさんのアプリが並んでいます。4×5に敷き詰められたアプリが4ページ分。単純計算で80個ですが、フォルダにまとめられたアプリもあるので実際はもうちょっと多い数のアプリが入っています。断捨離じゃないですが、これでもだいぶ削除しました。でも気がつくと増えています。無料のアプリなんかは、ちょっとでもいいなと思えばダウンロードしてしまう。そういう無意識のクセから治さないと、iPhoneは軽くなりそうにありません。

そんな数あるアプリですが、結局普段使うアプリは限られています。特にニュースはiPhoneでチェックすることが多くなりました。話題のニュースやブログ記事をまとめてくれるキュレーションアプリが豊富で助かっています。そういう自分自身の実感としても、WEBの閲覧がパソコンからスマホへ移行していることを感じます。

その、無視することのできない記事が……

週末、就寝前にいつものようにアプリで一日のニュースなんかをチェックしていました。ヘッドラインをざっと眺めていると、ある異様なタイトルが目に入ってきました。そのタイトルに含まれていたキーワードは、「AKB」「YouTube」「坊主」。そして、「峯岸」というメンバーの名前。タイトルだけ見たときは、釣りかと思いました。AKBというアイドルにはさして興味がありませんが、このタイトルは気になります。中身を確認せずにはいられませんでした。

そして、衝撃の事実

あれから2〜3日は経過していると思います。この騒動はさすがに異様だと感じたので、ぼくは世間の反応が非常に気になりました。そしたら案の定、色んな方面の方々が、このことを取り上げ記事にしていました。実際興味をそそるのは、AKBのそういうパフォーマンス(あえて断定します)よりも、それに対する分析や意見だったりします。(ちなみに確認したのはブログなどのウェブメディアの意見です。テレビや新聞での反応は分かりません。)

それで、それらの記事へのコメントなども含め色々な意見がありましたが、簡単に言うと以下のような意見に分けられるようです。

  • 虐待だ。問題だ。運営は何を考えているのか?
  • エンターテイメントだよ。スルーすればいいじゃん。
  • よくやった。素晴らしい謝罪だ。

あなたはどう感じましたか? この騒動

て、本題はこの事件に対する僕の意見ではありません。ただ、正直言うと、とても気持ち悪かった。気持ち悪いというのは彼女のことではなく、このパフォーマンスが、です。結局、ぼくはYouTubeの動画を再生できませんでした。キャプチャーされている坊主頭の峯岸さんの画像を見ただけです。彼女がどんなことを言ったのかも知りません。ただ、理屈とか正当性とか責任とか関係なく、感覚的に気持ち悪かったとしか言えません。ただそれだけです。

あなたも今回の騒動は知っているでしょう。色々感じるものがあったと思います。で、AKBってホント話題に事欠かないな〜と思います。AKBに興味が無くてもある程度の情報は入ってくるわけです。今やテレビ番組・CM・雑誌……どこを見てもAKBなんですよね? でもいずれの情報源もチェックしていないぼくも、彼女たちの情報というのが否応無く入ってきます。iPhoneでニュースをチェックしていると、トップに出てきます。スルーしようにもスルーできないのです。

スルーしたくてもスルーできない

見つめる男の子
れってすごいことですよね。ぼくはコピーライターなので、いかに広告を見てもらうか、読んでもらうかの大切さと難しさを知っています。もし、スルーしたくてもスルーできないような広告コピーを書けたら、それはそれは大成功間違いなしでしょう。バカ売れするに違いありません。

それほどまでに、見てもらうことは重要で、逆に言えば広告が読まれなくなってきている中、難しくなりつつあるポイントでもあります。

その高難易度の技を華麗に決めてしまうAKB。それを仕組む運営。もうあっぱれとしか言いようがありません。良くも悪くも注目を集めることに関しては天下一品です。それはアイドルとしての価値を維持するために行っているのではなく、広告塔としての価値を維持するために行っているのでしょう。もちろん、両者の効果を狙っているとは思いますが……。

でも今回の件とか特に、アイドルとしての価値を維持するためとは思えないですよね。本気でアイドルとしての価値を維持し、ファンとの関係を維持することを重視するなら、坊主にはしませんよ。いくら本人が本気でも絶対に止めます。そもそも、ほとんどのメディアのスポンサーとして絶大な力を持っているんだから、こういうスキャンダルへの対応もどうにでもなると思うんですよね。

にも関わらず、恋愛禁止という舞台を整え、それに違反するという行為が後を絶たない。いや、違反するのはいいとして、それがバレるという事態が後を絶たないのは、やっぱりそこまでがひとつのシナリオなんだろうな〜と勘ぐってしまうわけです。

そうやって話題性を維持すれば、広告塔としての価値は維持され使ってもらえる。要するに、電通などの広告代理店を意識したパフォーマンスなんでしょうね。

かといってファンはファンでより依存する

憧れる人の手
方ファンに対してはどうでしょうか? 恋愛禁止であるAKB。そこに現れる神聖さ。でも今回のようにそれが破られたと知ると、裏切られたと感じる。そうすると、一見ファンが離れていってしまいそうにも思います。

でも、どうも真のファンはそうではないようです。確かに裏切られたと感じるし、憤りを感じるようですが、結局は許してしまう。『ここで支えてあげないと!』なんていう使命感を勝手に抱き、むしろよりコアなファンへとなっていく。そんな感情の揺さぶりによって、どんどんと深く深く“好き”になっていくようです。

そうやって、広告塔としての価値を高め、ファンからの依存度を高め、AKBは大成功しているんでしょうね。

こうやってぼくたちが取り上げて記事にすることも、もちろん織り込み済みでしょう。でも、スルーさせてくれないパワーはやっぱりすごいとしか言いようが無い。ただ、すごいけど、まねしたいとは思えない。憧れたりもできない。絶賛も不可能。それはやはり三方よしの視点が抜けているからなんだろうなと感じます。

先日取り上げた三方よしの考え方。この中にある“世間よし”という視点がどうしても感じられないから、絶賛したいとは思えないんでしょう。ただ、反面教師にしてもいいと思いますし、人間の購買行動・購買心理を洞察する上での材料にしてもいいと思います。そういう意味ではとても興味深い対象です。ぼくたちのようなビジネスに携わる人たちにとって、AKBはやはり無視してはいけない存在なんでしょうね。